平成24年9月1日付けで長崎大学病院 麻酔生体管理科、特殊歯科治療部、摂食・嚥下リハビリテーションセンターの教授に就任しました鮎瀬卓郎と申します。
当科では、いろいろな理由で通法下での歯科治療が困難な患者さんに、しっかりとした歯科治療を受けてもらえるように、それぞれの専門性を生かしてチーム医療を行なっています。長崎県下で唯一、全身麻酔下および静脈麻酔下で集中的かつ安全に治療するための優秀な常勤のスタッフを有した高次医療機関です。長崎県歯科医師会の口腔保健センターと佐世保総合病院での週1回の全身管理下歯科治療チームと連携し、さらに障害者歯科協力医との病診連携により、県下での患者さん中心の治療システムの構築を目指しています。今後、行政の応援を受けて諫早、島原、五島などの基幹病院でシステムが整備され患者さんを受け入れることが可能になった場合を想定して優秀な人材を育成するプログラムを推進していきます。
また、急性期およびがん拠点病院としての長崎大学病院での摂食・嚥下リハビリテーションセンターの役割は、さらに重要なものとなっていて、耳鼻科およびリハ科、看護部との密接な関係の中で、より高度な診断・治療かができるように国内研修を行いながら優秀なスタッフを育てる方針です。スタッフは日々、迷いながらもして前向きに診療を行なっています。
スタッフの思いは共通です。
「一人ひとりの患者さんを大切にしたい」